【ゆうゆうＬｉｆｅ】向き合って 歌手・三善英史さん（５５） (1/3ページ)

マーク バイ マーク ジェイコブス 母への愛で楽しく介護　周囲の人の支え不可欠歌手の三善英史さんは平成２０年１２月、母の二三（ふみ）さん＝享年８７＝を亡くした。それまでの９年間、三善さんはアルツハイマー病だった二三さんの介護を続けていた。つらい、苦しいイメージが強い介護生活だが、「嫌だと思ったことは一度もない」と言い切る。母への強い愛情があり、周囲の人たちによって支えられたからだという。（文　森本昌彦）

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　母に異変を感じたのは、ちょうど１５年前ぐらいのことです。いつも通っていた渋谷の病院に行こうとして、タクシーを降りたら病院の場所が分からなくなって帰ってきました。それからしばらくすると、銀行で下ろしたお金の場所が分からないということが続きました。

　最初は年だから単なる物忘れかと思っていました。その後、体重がどんどん減り、微熱が続いたのでいくつかの病院で検査を受けました。３カ所目の病院で結核と分かり、５カ月入院しました。ちょうど認知症が始まったころ入院してしまったので、どんどん症状がひどくなったんです。退院して別の病院でアルツハイマー病だと言われました marc by marc jacobs 。