JXエネ、ペトロチャイナが大阪で石油精製 アジア向け輸出拠点に


トリーバーチ JX日鉱日石エネルギーは27日、中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)日本法人と石油精製の合弁会社「大阪国際石油精製」(大阪府高石市)を10月1日に設立すると発表した。中国の石油会社が日本で製油所を持つのは初めてで、アジア・太平洋市場向けの石油製品の輸出拠点とする。合弁会社設立は、今年6月に基本合意しており、この日、正式に契約を結んだ。

 JXの大阪製油所(大阪府高石市)を分割して新会社としたうえで、ペトロチャイナ側に株式の49%を譲渡する。資本金は50億円。資本の過半をJXが握り、社長もJX側から出す。従業員約250人は同製油所からそのまま移籍する。

 原油処理能力は日量11・5万バレル。原油調達と製品の輸出販売はペトロチャイナ側に委託し、製油所運営に関するサービスはJXに委託する アバクロ