無投票で輿石氏の4選決定 小沢氏の参院影響力は今後も

ティファニー無投票で4選が決まり、記者団の質問に答える民主党の輿石東参院議員会長=22日午後、国会内(酒巻俊介撮影)無投票で4選が決まり、記者団の質問に答える民主党の輿石東参院議員会長=22日午後、国会内(酒巻俊介撮影)

 参院民主党系会派「民主党・新緑風会」は22日正午、任期満了に伴う参院議員会長選の立候補を締め切り、ただ一人立候補した現職の輿石東氏(74)=山梨選挙区、当選3回=の4選が無投票で決まった。任期は2年。29日の党参院議員総会で正式承認され、参院新執行部が固まる。

 小沢一郎前幹事長と近い輿石氏の4選により、小沢氏の参院への影響力は今後も保持される。これまで参院の強行運営を主導し、参院選敗北の責任者でもある輿石氏が無投票で4選したことは参院民主党の閉鎖性の証しだといえる。
輿石氏は記者団に「皆さんの要請を受けて会長を続けることを決めた。衆参ねじれという状況なのでしっかりやっていかなければならない」と抱負を語った。

 輿石氏は、小学校教員出身で日教組傘下の山梨県教職員組合委員長を務めた。旧社会党を経て民主党参院幹事長などを歴任。平成18年6月に参院議員会長となり、その後も無投票当選を重ねてきた。

 野党時代に自民党の青木幹雄元参院議員会長と太いパイプを築き、参院で影響力を拡大。昨秋の政権交代後は「参院のドン」と呼ばれてきた ティファニー ネックレス