【スイス脱線】運転士証言の裏付けへ アルプス脱線、遺族が会見

エドハーディー スイスのアルプス観光列車「氷河特急」脱線事故で、同国の警察・運輸当局は27日、「レールが変形していた」との運転士の証言を受け、裏付け調査を進め、車両の鑑定作業も続けている。

 死亡した兵庫県尼崎市の国本安子さん(64)の遺族は同日、ジュネーブで会見。遺族はスイス入りした25日に「何が起きたのか知りたい」とのコメントを明らかにしており、事故原因の究明が急務。

 調査当局は、車両自体に事故につながる明白な問題が見つかっていないことから、当面はレールを中心に分析を進めていくとみられる。しかし、脱線の衝撃によるレールの損傷があることから、調査が難航する可能性があるという。

 今週中に暫定的な調査結果を発表する見通しだが、当局は、最終的な結論が得られるには数週間かかるとしている。( エドハーディー キッズ