【口蹄疫】東国原知事「精液提供受けたい」 ブランド種牛復活

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口蹄疫問題で宮崎県内の発生地域に出されていた非常事態宣言の全面解除を発表後、記者の質問に答える東国原知事=27日午前0時6分、宮崎県庁口蹄疫問題で宮崎県内の発生地域に出されていた非常事態宣言の全面解除を発表後、記者の質問に答える東国原知事=27日午前0時6分、宮崎県庁

 宮崎県の口蹄(こうてい)疫問題で、東国原英夫知事は27日、宮崎牛ブランドを支える県の種牛が55頭から5頭に減ったのを受け、今後の畜産復興について「新たな種牛を育てていく。精液を購入して(種牛を)つくっていくしかない。青森や岩手から提供をいただきたい」と述べた。

 種牛自体の購入は「今のところはない。今後、検討するかもしれない」と含みを持たせた。西都市に避難させたエース級種牛5頭に関しては、感染多発地域となった高鍋町にある元の飼育場所に「すぐに戻すことはない」とした。

 宮崎県への支援をめぐり、これまで青森県が種牛「第1花国」の凍結精液100本を提供する考えを表明。岩手、鳥取両県も提供に前向きな姿勢を示している。

 また、宮崎県は27日、県内で飼育されている牛や豚約94万頭全頭の目視検査が、8月9日に終了するとの見通しを明らかにした。 エドハーディー バッグ