【ふるさと便り】キボウとタンタン 岡山・総社「きびじつるの里」のタンチョウの赤ちゃん、スクスクと

UGG スクスク育ったタンチョウベビー(左奥の茶色い2羽)。「キボウ」と「タンタン」と命名された=岡山県総社市の「きびじつるの里」(井野川一撮影)スクスク育ったタンチョウベビー(左奥の茶色い2羽)。「キボウ」と「タンタン」と命名された=岡山県総社市の「きびじつるの里」(井野川一撮影)

 総社市三須の「きびじつるの里」で、6月初めに自然孵化(ふか)した2羽のタンチョウのひなは「キボウ」と「タンタン」と命名され、スクスク育っている。この施設では、31日まで「ふれあいプログラム」が用意され、普段、近づけない至近距離で観察することができる。

 最初に生まれ、少し体が大きいのが「キボウ」で第2子が「タンタン」。総社市内の子供たち(中学生以下)から名前を募り、応募のあった758通の中から選ばれた。名前の由来は、文字通り、未来への「希望」と、タンチョウの「タン」をかわいくもじったという。

 生まれた時、150グラムと140グラム、体の高さはいずれも約15センチだった2羽は2カ月たった今、体の高さが約1メートル、体重は4キロを超えるまでに育った。茶色の産毛も少し濃くなっている。

 池のある野外放飼場で、親鳥に見守られてエサの捕獲の練習をしている。草むらの昆虫や飼育員が与えたドジョウ、アジなどを口にしている。カラスなどの天敵にも十分対抗できるようになったといい、エサを横取りに来たサギも追い払っている。

 「ふれあいプログラム」は午前8時半から。通常は立ち入りできないゲージ脇でエサやり体験ができる。飼育員による説明もある。参加は無料で予約も必要ない。

 飼育担当、井口順司さんは「夏休みの宿題には格好の素材」と子どもたちに参加を呼びかけているugg クラシックトール