日台協力で中国市場開拓を 台湾、日本企業の投資誘致

ティファニー このニュースのトピックス：中国

　台湾行政院（内閣）は２３日、中国との「経済協力枠組み協定（ＥＣＦＡ）」による中台自由貿易圏形成のメリットを生かし、日本と台湾の企業協力により中国市場開拓を進めるため、尹啓銘政務委員（無任所閣僚）が２５日から８月１日まで訪日し、台湾への投資誘致商談を行うと発表した。

　中国との自由貿易協定（ＦＴＡ）に当たるＥＣＦＡの６月末調印を機に、馬英九総統は、世界の有力企業の投資を台湾に呼び込む戦略を表明しており、日本がその手始めとなる。行政院は８月８日に「グローバル企業投資誘致センター」を設置、戦略を本格化させる。

　尹氏は、ＮＥＣ、富士通などと次世代無線通信技術の開発会社設立について協議するほか、東京、大阪、名古屋で、大手、中小の各企業と、クリーンエネルギー、電子書籍、金融などの分野で協力の可能性を探る。（ 少女時代 Tiffany ）